マイホームで活用できる住宅ローン金利、賃貸に出すとどうなる!?
もうじき関西に来てから1年になりますが、住宅関連のご相談が増えておりますので、知っておいた方が良い情報や事例なども発信していきたいと思います。
先日も、そして今日また相談にあるのが、『マイホームをいずれ売却した方が良いか、賃貸に出すほうが良いのか』という相談です。
私自身も関西に引っ越すにあたり、9年前に購入した横浜のマイホームを賃貸にだすか売却するか迷いました。最終は売却にしましたが、賃貸にだすことで毎月の賃料が入ってくるメリットももちろんありますが、コストがかかったり手間もかかるデメリットもあります。
そして一つ大きく違うのが借り入れの金利です。
マイホームであれば非常に低い住宅ローン金利を活用することができますが、一般に人に貸した場合にはこれが利用できなくなります。
同じ金融機関での事業ローン(アパートローン)への変更や他の金融機関への借り換えをする必要があります。
ただ急な転勤や病気や介護などでやむを得ない事情で一定期間人に貸す場合には、引き続き住宅ローンを使える場合がありますので金融機関に相談してみましょう!
よく言われるのが内緒にしていたら…。
確かに発覚しないとわからないかもしれませんが、もし見つかった場合には事業ローンへの変更や、契約違反とのことで他の金融機関に変更させられたり、中には住宅ローンの一括返済を迫られるケースもごくまれにあるのでオススメしません。
では金利面ではどう変わるのでしょうか?
2018年3月時点での住宅ローン金利は、変動金利で0.5%、35年固定でも1%前後と低いのですが、事業ローンになると1%~2%、中には3%となることも出てきます。
借入額が大きいほど影響が出てきますので、金利も含めて賃貸にだすか売却した方が良いかを検討した方が良いでしょう。
人に貸すということ、いわゆる不動産収入が入るということは不動産事業をすることになり、確定申告も必要になります。細かい話はまた別の機会にしますが、安易に考えずに最寄りのファイナンシャルプランナーの方にご相談なさってみてくださいね。