資産運用って大学でもやっている?

皆さん、こんにちはライフマネーコーチの水野圭子です。
突然ですが、資産運用って個人や企業だけでなく、私たちの年金、大学でも活用されているのをご存じでしょうか?
海外の有名大学では、大きな資金を資産運用すること、時にはハイリスク資産にも投資を行うことで、多額の研究費等を賄っています。
そして日本の大学も、資産運用をしています。東京大学や京都大学などの国立大学や、慶応大学などの私立大学も、資産運用をしているのです。
どのくらいの金額を投資しているのでしょうか?
海外名門大学の例も含め、大学ごとの運用金額を見てみましょう…
2019年度の数字では
ハーバード大学:約4.5兆円
イェール大学:約3.3兆円
スタンフォード大学:約3.0兆円
ケンブリッジ大学:約4591億円
オックスフォード大学:約8235億円
日本の大学ではいかがでしょうか?
東京大学:約150億円
京都大学:約200億円
大阪大学:約50億円
慶応義塾大学:約780億円
早稲田大学:約300億円
日本と海外では投資額の桁が違いすぎますね。
日本政府は、2021年度中に10兆円規模の「大学ファンド(基金)」を立ち上げ、運用により研究資金を拡充する計画を打ち出しています。
こういったポートフォリオを組んでの運用は、リバランス、資環境により、資金配分を見直すことも重要になってきます。。
私たちの年金だってもちろん運用されています。
年金の支払いは、現役世代が支払う保険料と税金とで賄っていますが、積立金は、マーケット運用で運用益を得ています。
アベノミクス以降、運用実績は順調で、しっかりと収益を出していて、制度運用の経費捻出などに役に立っています。
もし、運用収益がなかったら、保険料や税金で制度運営事務費を賄うことになっています。給付のための資金準備金も殖えるメリットもあるのですよ。
もちろん、運用成績がマイナスになることも想定されます。
そのマイナスを最小限にする工夫もなされています。運用する資産の分散や、状況による配見直しなど、最新の注意を払って運用しています。
皆さん自身も資産運用によって、運用益がプラスとなることで、やりたいことにもお金を使うことができて嬉しいですよね。
よくわからないから定期預金のまま…ではなく、まずは少しずつでも興味をもって学んでいきましょうね。